障がい者のオープンポジション求人とは? | 障がい者向け求人ディンプルチャレンジ

障がい者のオープンポジション求人とは?
用語の意味や面接のポイントについて解説

掲載日 2022.12.12


障がい者向けの求人を探していると「オープンポジション」という言葉を見かけることがあるでしょう。担当する仕事内容が決まっていないオープンポジションでの採用は、障がい特性や適性にあった環境で働けるのが魅力です。
この記事では、オープンポジションの意味や一般求人との違い、採用面接のポイントについて説明します。

オープンポジションとは

オープンポジションには「開放された位置づけ」という意味があります。求人情報にオープンポジションという記載がある場合には、募集段階で職種や業務内容などの指定がないことを指します。
障がい者を雇用するときには、オープンポジションで募集する企業が多い傾向にあります。これは求職者の障がい特性やスキル、適性などをふまえて、その人にあった業務内容を決められるからです。

オープンポジションと通常の求人の違い

通常の求人では、募集する職種や業務内容、配属先などについて詳しく記載されています。しかし、オープンポジション求人の場合には、担当する可能性がある業務内容や、想定される配属先を大まかに記載したうえで、「障がい特性や経験、スキルに応じて業務内容を検討する」といった案内がある求人が多いでしょう。
オープンポジション求人を出す企業には「人柄や仕事への熱意を重視したい」「早期離職を防ぐため適性をみて配属を決めたい」「自社事業に興味があり社風にあう人を採用したい」といった意図があります。

オープンポジションに応募するメリット・デメリット

オープンポジションへの応募には、下記のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

・障がい特性にあった環境で働ける
オープンポジションであれば、障がい特性にあった部署や勤務地に配属されることが期待できます。特性上苦手な業務については手厚いサポートが受けられたり、通勤の負担が軽減したりすることがあるでしょう。

・自分の強みやスキルを活かせる
適性にあった業務を任せられる可能性が高いため、得意なことがある人ならば、自分の強みやスキルを活かした働き方ができるでしょう。

・未経験の職種にチャレンジできる
「新しい職種に挑戦したい」「これまでとは違う業界で働きたい」という人も、オープンポジションであれば経験やスキルがなくても、採用される可能性が高まります。

・働きたい企業で仕事ができる
業務内容や職種にかかわらず、就職先にこだわりがある人の場合には、オープンポジションへの応募によって、憧れの企業で働ける可能性が高まります。

デメリット

・希望する職種や部署に配属されないことがある
オープンポジション採用であっても、希望する職種や部署、勤務地に配属されるとは限りません。就きたい職種が決まっている人や、専門職の人であれば、希望の職種を募集している求人へ応募するとよいでしょう。

・応募条件が設けられている求人がある
オープンポジション求人であっても、「最終学歴は四年制大学卒業以上」「TOEIC700点以上」といった条件を必須にしている企業があります。応募前に必須資格や条件を確認しておく必要があるでしょう。

・採用面接の事前準備が難しい
どのような業務を担当するか事前にわからないため、履歴書の記載や採用面接の対策をするのが難しいと感じるかもしれません。企業研究に力を入れたり、どの職種にでも対応できる志望動機を考えたりしておく必要があります。

オープンポジションでの採用面接のポイント

オープンポジションに応募する際にはいくつかのポイントがあります。任せられる仕事内容がわからないため、事前準備には工夫が必要です。

・企業研究に力を入れる
オープンポジションの採用面接では、自社にどれだけ興味や関心があるかを重視される場合があります。企業理念や事業内容などを事前にリサーチしておき、共感できる点や自分のスキルが活かせる部分を探しておきましょう。

・どの仕事内容にも通用するアピールポイントを考える
担当する業務内容がわからないため、「自分で決めたことを最後までやり抜く力がある」「相手の価値観を尊重し柔軟に対応できる」といった、どの仕事でも必要とされる能力をアピールするとよいでしょう。

・長く仕事を続ける意志があることを伝える
障がい特性や適性にあった仕事を任せられる可能性が高いため、「自分にあった職場で長く働きたい」という気持ちを伝えてみましょう。
また、障がい者向けのオープンポジション求人では、障がい者雇用率や在宅勤務率の高さ、残業時間の少なさを強みにしている企業があります。雇用条件に対するメリットを、志望動機にするのも一つの方法です。

障がい者向けオープンポジション求人で自分にあった職場探しを

転職活動を開始するにあたって、自分の障がい特性や適性にあった求人を探す事が大切です。転職までの流れやポイントを理解したうえで、転職活動を進めていきましょう。

1,000件以上から地域や適性にあった
求人を検索。

障がいをお持ちの方の転職情報を更新。

パートナー企業様

障害のある人の移動を、もっと便利に、もっと自由に。デジタル障害者手帳「ミライロID」公開中!
どんなこどもでもこどもらしく可愛らしく過ごせるためにキッズと家族のケアについて発信。
ページトップ