掲載日 2022.12.21
障がい者雇用では、一般雇用と同様に多くの企業で採用面接が実施されます。自分の強みをアピールするとともに、障がい特性や配慮してほしい事項について、わかりやすく説明できるよう準備しておきましょう。
採用面接の回数は企業によって異なりますが、人事担当者や配属先の担当者、役員などとの面接を2〜3回設けているところが多いようです。
障がい者雇用の面接対策では、下記の3点を意識するとよいでしょう。
企業の社風や理念、事業内容を確認し、どのような人材を求めているのかリサーチしておきます。経営者のメッセージやインタビュー、求人募集の内容などから「自分の能力やスキルが企業でどのように活かせるか」についても考えておくとよいでしょう。
面接では、志望動機や職歴、スキル、強みなどについて質問されます。障がい特性や配慮事項についても聞かれるため、事前に回答を準備しておきましょう。
転職の場合には、前職の退職理由についても聞かれることがあります。就労意欲が伝わるよう、面接者が納得できる転職理由が言えるとよいでしょう。
髪型や服装は清潔感を意識して、だらしない印象にならないよう注意します。食事や睡眠など、基本的な生活リズムも整えておきましょう。
障がい者雇用の面接では、「自身の障がいを受容し、正しく理解できているか」「配慮事項を周囲の人にわかりやすく伝えられるか」といったことも重視されます。
■よくある質問:「ご自分の障害について教えてください」
■回答のポイント:いつからどのような障害があるのかについて説明します。発症してからの経過や障がいの特性、通院頻度、服薬状況についても伝えておくとよいでしょう。
■よくある質問:「会社に配慮してほしいことはありますか」
■回答のポイント:障がい特性や前職での経験などをふまえて、配慮してもらいたいことについて説明します。できないことや配慮してほしいことだけを主張するのではなく、自分なりに努力している点や工夫している点についても伝えることが大切です。
「〜は得意ではありませんが、〜といった工夫をすれば取り組めます」といったような、前向きな表現にするとよいでしょう。
「一人で面接対策をするのは難しい」という場合には、障がい者向けの就職・転職支援サービスを活用するとよいでしょう。ディンプルチャレンジでは、経験豊富な専任アドバイザーがあなたの面接準備をお手伝いします。