【テンプレート付き】障害者雇用における履歴書の書き方6つのポイントを解説! | 障がい者向け求人ディンプルチャレンジ

【テンプレート付き】障害者雇用における履歴書の書き方6つのポイントを解説!

掲載日 2024.06.11

障害をお持ちの方にとって、就職活動は大きなチャレンジであると同時に多くの不安を伴うものです。特に、履歴書の書き方については、一般雇用との違いや自身の障害をどのように伝えるべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、障害者雇用における履歴書の書き方のポイントを6つ解説します。

ポイントを押さえることで、あなたの強みや経験を効果的にアピールし、面接への道を開くことができます。さらに、すぐに使える履歴書のテンプレートも用意しています。

ぜひ、本記事を参考に、あなたに合った履歴書を作成し、夢の就職を叶えてください。

 

すぐに使える履歴書のテンプレート

テンプレートは、障害者雇用における履歴書の書き方のポイントを踏まえて作成されており、

・障害状況

・配慮事項

を記入できる欄が設けられています。

また、職務経歴やスキルをアピールできるように自由記述欄も設けられています。

テンプレートを活用することで、

・あなたの障害を適切に伝える

・あなたの強みや経験を効果的にアピールする

ことができます。

ぜひ、このテンプレートを使ってあなたに合った履歴書を作成し就職活動を成功させてください。

引用:クローバーナビ

 

障害者雇用における履歴書の書き方6つのコツ

障害者雇用の履歴書は、一般的な履歴書とは異なる点がいくつかあります。記入の際は、障害の特性や配慮が必要な点を明確に伝えることが重要です。ここでは、履歴書を作成する際の6つのポイントを詳しく紹介します。

1. 基礎情報を正確に記載する

履歴書の基本情報には、氏名、住所、連絡先などを正確に記載します。特に住所や学校名、企業名は略さずに正式名称を使用します。例えば、企業名の「(株)」ではなく「株式会社」と正式名称で書きましょう。また、写真はサイズに合わせて切り、裏に名前を書いておくことも親切です。メールアドレスも忘れずに記載します。

さらに、連絡先として携帯電話番号や緊急連絡先も記載すると良いです。緊急連絡先には、家族や親しい友人など信頼できる人を指定しましょう。履歴書に記載する情報は全て正確で最新であることが求められます。

2. 学歴・職歴を詳細に記載する

学歴や職歴は、中学校卒業から時系列順に正式名称で記載します。職歴については、雇用形態や退職理由も簡潔に書くことが求められます。職歴が多くて書ききれない場合は、最も長く勤めた企業から記載し重要な経験を強調します。就労移行支援事業所や訓練校に通っていた場合は「職業訓練歴」として記載することが可能です。

具体的には、学歴の記載には卒業年月、学校名、学部や学科名を正式名称で記入します。職歴については、勤務開始年月、企業名、部署名、役職、仕事内容を記載し、担当していたプロジェクトや成果があれば具体的に書きましょう。また、転職が多い場合でもすべての職歴を正直に記載し、空白期間がある場合はその理由を面接で説明できるように準備しておきます。

3. 資格・免許の取得状況を明確にする

資格や免許は、取得日を時系列順に正式名称で記載します。資格は就職活動の際の強力なアピールポイントとなるため漏れなく記載しましょう。例えば、「英検3級」や「漢検2級」など取得している資格はすべて記載し、合格証が発行されている場合は「合格」、免許証が発行されている場合は「取得」と記入します。

資格の記載には、資格名称、取得年月、発行機関を明記します。また、複数の資格を持っている場合は、関連性の高い資格を優先的に記載し、職務に直接関連する資格を強調します。資格は実務におけるスキルを証明する重要な要素になるので漏れなく記載しましょう。

4. 障害について具体的に説明する

障害者枠での応募の場合、障害の特性や必要な配慮について詳しく記載することが重要です。具体的には、障害名、分類・等級、手帳取得年月日などの基本情報を正確に記載し、発症のきっかけや現在の状況、職場で必要な配慮を具体的に書きます。

例えば、就業時間の短縮や特定の業務を避けるなどの配慮を明記し、具体的な対処方法も併記すると良いでしょう。障害について書く際には、前向きな表現を使いどのようなサポートがあれば能力を最大限発揮できるかを明確に伝えます。また、必要な配慮について具体的な例を挙げることで採用担当者が理解しやすくなります。

5. 志望動機を具体的に書く

志望動機は、なぜその会社や仕事に応募したいのかを明確に伝える欄です。具体的には、以下のポイントを押さえて書きます。

・なぜその会社を志望したのか:企業のビジョンやミッションに共感したなどの理由を具体的に書きます。

・なぜその仕事をしたいのか:自分のスキルや

経験がどのようにその仕事に活かせるかを書きます。

・入社してどんなことを実現したいのか:入社後の目標や貢献したい内容を具体的に書きます。

志望動機は結論優先型で書くと、採用担当者に良い印象を与えやすいです。また、志望動機は履歴書だけでなく面接でも重要な要素となるため一貫性を持たせて記載しましょう。例えば、企業の具体的なプロジェクトに触れ、それに対する自身の貢献の意欲を示すと良いでしょう。

6. フォーマットとフォントの統一

履歴書は見やすさが大切です。PCで作成する場合は、フォントを明朝体やゴシック体など標準的なものに統一し行間や余白にも気を配ります。例えば、文字が小さすぎないようにして、枠の余白は全体の8割程度を文字で埋めると見やすくなります。また、手書きの場合は文字の大きさが変わらないように注意し、間違えた場合は修正ペンを使用せずに新しい履歴書で書き直すようにしましょう。

さらに、PCで履歴書を作成することで基本的なPCスキルをアピールできるという利点もあります。特に障害者向けの履歴書は文具店で入手しにくい場合もあるため、インターネットからダウンロードできるフォーマットを利用すると便利です。

履歴書に添付する写真は、フォーマルな服装で撮影し清潔感を保つことが重要です。写真は履歴書の印象を左右する重要な要素なので適切なサイズに切り、位置を確認して貼り付けます。

これらのポイントを押さえることで、採用担当者に好印象を与える履歴書を作成できます。丁寧に記載することが大切なので時間をかけてしっかりと準備しましょう。

 

履歴書に載せる証明写真の撮り方は?

履歴書に載せる証明写真は、第一印象を左右する重要な要素です。適切な写真を用意することで、面接官に好印象を与えることができます。以下に、表情や姿勢、服装と髪型、証明写真の形式について詳しく説明します。

表情や姿勢に気を付ける

証明写真では、明るく誠実な表情を心掛けましょう。具体的には、次の点に注意すると良いでしょう。

1.自然な笑顔

大げさな笑顔は避け、口角を軽く上げる程度の自然な笑顔を心掛けましょう。目元も微笑むことで、柔らかい印象を与えます。

2.目線

カメラのレンズを直視することで、誠実さと自信をアピールできます。目を大きく開きすぎず、リラックスした状態を保ちましょう。

3.姿勢

背筋を伸ばし、肩の力を抜いたリラックスした姿勢を保ちます。首を長く見せることで、全体的にすっきりとした印象を与えることができます。

服装と髪型のポイント

証明写真の服装や髪型も、面接官に与える印象に大きく影響します。以下のポイントに注意しましょう。

1.服装

・スーツ:男女ともに、シンプルなビジネススーツが基本です。男性はネクタイを締め、女性は襟付きのシャツやブラウスを着用しましょう。

・色合い:白や淡いブルーのシャツが無難です。派手な色や柄物は避け、落ち着いた色合いを選びましょう。

2.髪型

・男性:短髪で清潔感のある髪型が好まれます。前髪は目にかからないようにし、髭はきちんと剃って整えましょう。

・女性:長髪の場合は、まとめるか耳にかけて顔周りをすっきりさせます。前髪は目にかからないようにし、派手なヘアアクセサリーは避けます。

証明写真の形式は?

履歴書に使用する証明写真の形式には、一般的に次のような規定があります。

1.サイズ

一般的なサイズは縦40mm x 横30mmです。ただし、企業によって異なる場合があるため、事前に確認しておくと良いでしょう。

2.背景

白または薄い青色が一般的です。背景がごちゃごちゃしていると、顔の印象が薄れるため、シンプルな背景を選びます。

3.解像度

高解像度で鮮明な写真を用意しましょう。写真館で撮影する場合は、プロに任せることが確実です。

4.最新の写真

撮影から3ヶ月以内の写真を使用することが理想です。外見が大きく変わった場合は、最新の写真に差し替えるようにしましょう。

これらのポイントを押さえることで、履歴書にふさわしい証明写真を準備することができます。第一印象を良くするために、しっかりと準備を整えて臨みましょう。

 

Q&A|履歴書の書き方でよくある質問

履歴書の書き方に関する疑問は多くあるでしょう。その中でも代表的なものに絞って記載します。以下に、手書きとパソコンのどちらが良いか、会社以外の「入社」「退社」の書き方、職歴が多い場合の書き方、職歴が全くない場合の書き方について詳しく説明します。

手書きとパソコンはどちらがいいの?

履歴書を手書きにするかパソコンで作成するかは、企業の方針や応募者の状況によって異なります。

1.手書きのメリット

・誠意を伝えやすい

手書きは一文字一文字心を込めて書くため、応募者の誠意や努力が伝わりやすいです。

・個性が出る

字の美しさや丁寧さが評価されることもあります。

2.パソコンのメリット

・読みやすさ

印刷された文字は均一で見やすいため、読み手に負担をかけません。

・効率的

ミスがあっても修正が簡単で、何度も書き直す手間が省けます。

どちらが良いかは応募先の方針に従うことがベストです。特に指定がない場合、自分の強みをアピールしやすい方法を選びましょう。

会社以外の「入社」「退社」の書き方は?

アルバイトやインターンシップ、ボランティアなど会社以外の活動も重要な職歴として記載できます。

1.アルバイト

「○○株式会社にてアルバイトとして勤務」と記載し、具体的な業務内容や得たスキルを明記します。

2.インターンシップ

「○○株式会社にてインターンシップ参加」とし、期間や担当したプロジェクト、成果を詳しく書きます。

3.ボランティア

「○○団体にてボランティア活動」と記載し、具体的な活動内容や得た経験をアピールします。

職歴が多い場合はどう書いたらいい?

職歴が多い場合は、次のポイントに注意して記載しましょう。

1.直近の職歴を優先

最新の職歴から順に書き、期間が長い職歴や業務内容が応募職種に関連する職歴を詳しく記載します。

2.関連性を強調

応募する職種に関連する経験やスキルを優先的に記載し、関連性の低い職歴は簡潔にまとめます。

3.要点を絞る

全ての職歴を詳細に書く必要はありません。重要なポイントだけを抜粋し、見やすく整理します。

職歴が全くない場合はどう書いたらいい?

職歴が全くない場合は、学業や自己啓発、ボランティア活動など、自分の強みやアピールポイントを中心に書きましょう。

1.学業の成果

学生時代の専攻や研究内容、取得した資格や成績を詳しく記載します。

2.自己啓発

自己啓発として取り組んだこと(オンラインコースの受講や資格取得のための勉強など)を具体的に記載します。

3.ボランティア活動

ボランティア活動やクラブ活動、サークル活動など、社会経験やコミュニケーション能力をアピールできる内容を記載します。

4.スキルや資格

持っているスキルや資格を具体的に記載し、どのように活かせるかを説明します。

以上のポイントを押さえることで、履歴書の内容を充実させ、面接官に好印象を与えることができます。自分の強みを最大限にアピールできるよう、しっかりと準備しましょう。

まとめ

障害者雇用における履歴書は、一般雇用の履歴書と基本的な内容は変わりません。しかし、「障害者手帳の有無・種類・等級」や「職場で必要な配慮事項」などを記載する必要があります。

ポイントは以下の6つです。

  1. 誤字脱字に注意する

  2. 読みやすい字で丁寧に書く

  3. 必要事項を全て記入する

  4. 具体的なエピソードを盛り込む

  5. 熱意を伝える

  6. 配慮事項は別紙にまとめる

テンプレートを活用すれば、書き方の流れを把握しやすく、漏れなく記入することができます。

障害をマイナスと捉えず、「個性」や「強み」としてアピールすることが大切です。

履歴書は、企業への第一印象を左右する重要な書類です。しっかりと準備をして、採用担当者にあなたの魅力を伝えましょう。

このブログ記事が、障害者雇用における履歴書作成の参考になれば幸いです。

 

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