掲載日 2023.01.26
「障がい者雇用をはじめたいがマンパワーやノウハウが不足している」「社内の理解が得られにくい」「障がいのある人を採用したものの定着に課題がある」といった悩みをもつ企業は多いものです。
今回は、障がい者の採用や職場定着をサポートする、障がい者向けコワーキングスペース活用のメリットについて説明します。
法定雇用率の達成義務を果たすために、企業はさまざまなハードルをクリアしなければなりません。障がい者の採用や職場定着に悩む企業では、主に下記のような課題を抱えています。
とくに、中小企業においては、障がい特性に応じた職務の設定、作業内容や作業手順の改善が難しかったという理由で、障がい者雇用に踏み切れない企業もあるのが現状です。
障がい者雇用における課題解決の方法として、近年注目されているのが障がい者向けコワーキングスペースの活用・導入です。障がい者の雇用支援に精通したスタッフが常駐しているため、企業と障がい者の双方にさまざまなメリットをもたらします。
人間関係によるストレスや、通勤に伴う負担を軽減した働き方を提供できる
精神障がい者の雇用者数は年々増加していますが、ほかの障がい種別に比べて職場定着率は低い傾向にあります。退職理由としては、職場の雰囲気や人間関係、疲れやすく体力や意欲が続かないといったことが挙げられます。障がい特性に応じて、適切な職務設定や業務調整ができる
コワーキングスペースを活用すれば、障がい特性に応じた仕事の切り出しから日常業務のサポートまで、専門知識をもつプロに任せることができます。オリエンテーションや実務研修、メンタルサポートを依頼することも可能なため、人事スタッフの負担軽減や労務コスト削減にもつながります。企業と従業員の間にスタッフが入ることで、コミュニケーションが円滑になる
病気や障がいに関する専門知識がない企業にとって、とくに知的障がいや精神障がいがある人とのコミュニケーションは難しいと感じる場面があるでしょう。企業と従業員との間にコワーキングスペースのスタッフが介入することで、互いのコミュニケーションが円滑になることが期待できます。法定雇用率を達成することが難しい企業にとっては、障がいのある従業員向けコワーキングスペースを活用・導入することが解決策の一つとなるでしょう。
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